木の美しさと強度を兼ね備えた浜本工芸の「曲木」の秘密
リビング・ダイニング1948年創業の老舗国産総合家具メーカー「浜本工芸」。
浜本工芸のこだわりの技術の一つである「曲木」について徹底解説!
曲木って何?
曲木とは、ムク板そのものを曲げる特殊技術のことを指します。
高温の蒸気で蒸した木材を型枠でプレスし、乾燥させるという方法です。
削り出しや挽き曲げの方法などもありますが、木の繊維を途中で断ち切ることがないため、木目が美しく、強度が強いのが特徴です!
この曲木加工で重要なポイントは、含水率なのです!
木に含まれる水分量の割合を見極めるということです。
含水率が少ないと折れやすく、多いとその後の乾燥工程で割れが出やすくなります。
素材ごとに異なる含水率とその日の気象条件を見極め、曲げる角度に最適な設定を行うには豊富な経験が求められます。
また、曲げる角度や材料によって色々な曲木があり、それぞれ適した箇所で使われているのです!
曲木のメリット
デザイン
曲木は天然木の家具にとって大きな魅力の一つである、「木目の風合いや美しさ」を最大限表現してくれています。
木材をカットしてつなげるという工程がないため、木目が通っていて美しい仕上がりになります。
また、1本の木で曲線を描く、美しいカーブが家具のデザイン性をアップさせてくれます。
強度
曲木のもう一つの特徴として、強度が高いということが挙げられます。
木の繊維が切断されることがないため、接合部分がなく、強度も高くなります。
浜本工芸の曲木技術
プレス型があれば、全員曲木ができるわけではありません。
目的の曲線を出し、不良率を下げるためには、プレスする前に、全ての材料を均一な状態にすることが必要です。長年培ってきた独自のノウハウと、入念な検査があるからこそ、精度の高い曲木が可能なのです。
多くの家具メーカーは成形材を使用していますが、浜本工芸では素材の美しさにこだわり、ムク板を曲木して曲線を描いています。
製品のデザインに合う最適な曲線は、プレス型の中から選び使用されるのが通常ですが、もし、理想の型がない時は、新しい型を造ることさえあるそうです。
こだわり抜いた曲線だからこそ、飽きることのないデザイン製品に仕上げることができるのです。
最後に
浜本工芸では、30年以上この曲木技術を追求し続け、独自のノウハウを蓄積しています。
高品質な家具を少しでもユーザーに届けるために、職人さんの技術にこだわり、国内生産をしています。
浜本工芸オフィシャルショップ 浜本工芸ギャラリー銀座店では、数多くの浜本工芸商品がご覧いただけます。
お気軽にお越しください。
浜本工芸オフィシャルショップ(浜本工芸ギャラリー銀座)
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